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2008年08月 アーカイブ

2008年08月26日

認知症の医療と生活のしつを高める緊急プロジェクトが公表した報告書を受けて


平成20年7月10日 厚生労働省より表題の報告書が発表されました。
この緊急プロジェクトは、過日、桝添厚生労働大臣の発案により 20年4月頃急遽結成され、第1回 5月1日、第2回 5月19日、第3回 6月5日、第4回 6月30日の会議の末今回の公表となったものとは、ご承知のことと思います。

 京都府立洛南病院診療部長 森俊夫氏の言をかりれば、"従来の認知症の疾病観は極論すれば、認知症の終末像を中心に構築されたと言っても良い"と記されています。当人及び介護家族は、それが限界を迎えたとき、すなわち、多くのものを失ってからしか医療やケアとの出会いは無く、在宅で認知症を支えるサービスは皆無に近い状態とも記されています。孤立無援の状況で長期にわたり24時間、365日の介護をつづけて疲弊しきった家族は、入院・入所と同時に本人に注ぐエネルギーや時には愛着さえ失ってしまうことが稀では無いとも記されています。
 また 大半の施設では認知症の人ができることではなく、できなくなったことにしか目がいかず、認知症に対するイメージは否定的で悲観的なものになりました。かくして、疾病の結果としてだけではなく環境因や諦めや誤解さえも含み込んだ終末像イメージが認知症疾病観のモデルになりました。終末像のイメージしか持たない疾病観というのは、それが医療のものであったとしてもケアのものであったとしてもきわめて貧困であり有害です。そこからは治療もケアも養生も生まれようがありません。人としての尊厳が守られないケア、たとえば老人病院や精神科病院でベットに縛られるといったケア風景は、こうした疾病観と無縁ではありませんでした。
 「認知症の人と家族の会発行の月刊誌"ぽーれ ぽーれ"の中の診療室から見た風景」より
 
全く 同感です!! 私は家内を 13年間看つづけて実感として、まったくそのとおりと思い理想のデイサービス施設をと計画し、実現のはこびとしました。
●認知症の人が”一番いい表情"になれるのは、すべてを受容してくれる家族・親族と一緒の時間です。・・・・・この時間を多くもつほど本人は幸せである。終末期まで・・
●認知症アルツハイマー型では、一日数時間は幻覚その他による不穏行動や徘徊行動がでる。・・・・・・毎日の積み重ねで、本人と家族とは互いに孤立してしまう。
●認知症の人の介護者はわりと初期の段階から多くの時間、目が離せなく、だんだんその時間が増す。・・・・・家族は疲弊の極に達してしまう。
 
 そこで考え付いたのは家族介護「家族参加型デイサービス」だ。
○ 介護保険を利用して、ご家族で参加できます。
○ 家族介護を基本とし、ご家族で参加できることによってご本人様だけでなく、家族の方もリフレッシュする時間が持てるように支援します。
○ “ ゆっくり ・やさしく ・ さりげなく ” をモットーに、ご家族のペースに合わせて,暖かい介護サービスを提供致します。
○ 学習療法を取り入れ、認知症の症状の軽減に取り組んでいきます。
○ スタッフを含め、ご家族の方の介護体験を通して意見交換をし、学び合える場を提供致します。
さて、表題の報告書にもどってみると、これからの認知症対策の基本方針に
● 早期の確定診断につなげる
● 適切な医療サービス・介護サービスを提供る。
● 本人やその家族の生活を支援し、その質の向上をめざす。     とある。

私達の考えている施設はこの主旨にのっとっていると考える。が しかしいまだ世間の風潮は初期からの家族介護・支援は無縁なものと考えられている!!

以下 次号より具体的な考えをのべます。

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